Case

(株)本田技術研所 | Honda R&D Co., Ltd.

研究所の最先端技術を
地方自治体に実装
AIまちづくり

Issue

最先端まちづくりを絵に描いた餅で終わらせない

本田技術研究所主催の「はずれ値人材 MeetUp!」イベントに登壇した際、AIエンジニア、大学教授とともに、AIの拡張性や豊かな社会について、ディスカッションしたところから本プロジェクトは始まりました。
とは言え、ディスカッションした内容を妄想で終わらせないためには、最新技術があることだけでは十分ではなく、実証実験のフィールドを提供してくれる自治体との連携や、その地域に住む住民の協力が不可欠です。
そういった複数のステイクホルダーの想いをそれぞれに理解し、あいまをとりもち、まちづくりに落とし込んでいく、そうしたプロジェクト推進者としての役割を期待され、imaは本プロジェクトに参画しました。

Solution

研究所、自治体、住民、それぞれの想いを繋ぎ、
一体となって挑戦できるストーリーを構築

本実証事業のフィールドとして選ばれたのが、本田技術研究所が掲げる「『移動』と『暮らし』の進化」という想いに共感いただけた茨城県常総市。研究所と行政という立場の違う2つのステイクホルダーが同じ未来を描くため、何度も議論を繰り広げました。
お互いが理想とする未来を擦り合わせたうえで、imaが取り組んだのが、本田技術研究所と常総市の間で、人工知能(AI)や自動運転などの最新技術を活用する「AIまちづくりへ向けた技術実証実験に関する協定」の締結。この協定が結ばれたことで、行政や地元事業者とともに技術実証実験を支える環境提供が可能となり、市有地を利用した「AIモビリティパーク紫峰」が誕生するなど、実証事業の推進に大きく寄与しています。

Results

構想から1年を切るスピード感で
実証実験の環境整備を実現

構想が始まってから、実証事業の環境整備・技術実証実験の実施まで、1年を切るスピード感でプロジェクトを推進しました。現在、AIモビリティパーク紫峰は、知能化マイクロモビリティの研究開発の拠点として運用されています。
また、技術実証にとどまらず、AIまちづくりを長期的に推進するために、両者若手職員によるプレコンソーシアムをも立ち上げました。このプレコンソーシアムから、市民の嬉しさを実現する官民共創による最先端まちづくりの基盤ともなる活動が幾つも生み出されています。

Date
Feb, 2022 -
Industry
Car Manufacturer
Keywords
現場理解、ニーズ発掘、ロードマップ策定、事業化支援